2015.10.29京都本町一丁目~山城青谷駅
奈良街道(大和街道)を歩こうと思い立った。
大和街道は秀吉が巨椋池に小倉堤を作ったので、
伏見から堤を経由して奈良へ至る最短のコース。
五条から観月橋、長池、木津を経て、奈良へ至るコースを計画する。
河原町五条で市バスを下車。東へ向かう。07:00
右の中央分離帯に弁慶と牛若丸の像が立っている。
五条大橋の手前には扇塚がある。
五条大橋を渡り、川端通りの信号を渡ったところで右へ渡っておく。
三筋目の北向き一方通行の本町1丁目で右折する。
朝早いから車は少ない。
350mほどで「正面通」が交差し、豊国神社への参道が左手へ延びている。
3・4分で七条通りを渡る。
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本町1丁目で右折する |
車は少ない |
豊国神社への参道 |
七条通りを渡る |
塩小路通りを越えてまもなく街道はJRで寸断され歩道橋で越える。
角に郵便局のある交差点を渡ると、右手に「寶樹寺」があり、
手前角に「伏水街道一ノ橋跡」の石碑がある。
寶樹寺の本尊薬師如来坐像は俗に「子育て常盤薬師」と呼ばれ、
常盤御前が今若、乙若、牛若の3児の生長を祈願したと伝えられる。
すぐ左手に「瀧尾神社」が鎮座する。
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歩道橋で越える |
「伏水街道一ノ橋跡」の石碑 |
瀧尾神社 |
右に東福寺駅を見てすぐ「九条高架橋」をくぐる。
ここには「伏水街道二ノ橋」が残っている。
しばらくで左に「東福寺」の参道が続いている。
5分ほどで三ノ橋川が流れ、「伏水街道三ノ橋」が架かっている。
すぐの左に「東福寺」の参道が続いている。
その先右手に綺麗な朱塗りの鳥居を構えた「田中神社」が鎮座する。
伏見街道に面して「稲荷神社境外摂社 田中神社」という標石がたっています。
和泉式部がこっそり稲荷に詣で、田中明神附近で時雨にあい困っているとき、
田を刈っていた一人の童が“あを”(雨具)をかしてくれました。
帰りには晴れていたので、その“あを”を返しました。
その翌日、童が式部のところへ艶文を持ってきました。開くと、
時雨する 稲荷の山のもみぢ葉は 青かりしより 思い初めてき
とあり、式部は哀れと思い、その童を奥へよび入れた、という話が残っています。
伏見大社ホームページの周辺マップより |
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伏水街道三ノ橋 |
東福寺」の参道 |
右手に朱塗りの鳥居 |
田中神社 |
すぐ右手に一部分だけ広くなった「十条通」を過ぎると、
右手に伏見人形の伝統技術を唯一今に伝える老舗「丹嘉(たんか)」がある。
屋根の上に、布袋などの人形が載せてある。
すぐ先にコンビニがあり、トイレを借りコーヒー休憩をとる。07:51~08:06
2・3分で左に伏見稲荷大社の裏参道にあたる「御幸道」がある。
次に正面である「大鳥居」が建っている。
向かい側は「JR奈良線稲荷駅」で、その南に赤レンガの建物「ランプ小屋」があり、
鉄道唱歌の稲荷の部分を書いた碑がある。
赤き鳥居の神さびて 立つは伏見の稲荷山
その後街道は斜めに「JR奈良線の踏切」を渡る。
深草に入り、虫籠窓に出格子を備えた旧家が点在し、街道の雰囲気がある。
しばらくで右に「龍谷大学深草町家キャンバス」の表示がある旧町家があり、
その向かいの道角に「深草十二帝陵」と
「土深草流 開祖円空上人𦾔(旧)跡 真宗律院」の石碑がある。
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「JR奈良線の踏切」を渡る |
旧家が点在 |
龍谷大学深草町家キャンバス |
「深草十二帝陵」の石碑 |
左側に立派な「聖母女学院」があり、
その先で「名神高速」をくぐる。
深草小学校の前に「紀元二千六百年記念碑」がある。
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聖母女学院 |
「名神高速」をくぐる |
紀元二千六百年記念碑 |
その先、七瀬川に架かる橋が「直違橋」で「伏水街道 第四橋」になる。
左奥に「藤森神社」の森が見えると、
まもなく左手に「藤森神社」の鳥居がある。
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伏水街道 第四橋 |
七瀬川 |
左奥に「藤森神社」の森 |
「藤森神社」の鳥居 |
「墨染交差点」で右折する。
京阪電車の踏切を渡り、
「琵琶湖疎水」に架かる「墨染橋」を渡って
一筋目を越えると左手に「墨染寺」がある。
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墨染交差点 |
京阪電車の踏切を渡る |
「墨染橋」を渡る |
墨染寺 |
二筋目の「師団街道」で左折する。
「国道24号線」を横切り、
「近鉄奈良線」をくぐる。
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「師団街道」を左折 |
「国道24号線」を横切る |
「近鉄奈良線」をくぐる |
「京町9丁目」から「8丁目」に入りしばらくで
左に古い町家を改修した
貸室「通り庭ギャラリー京町」がある。
左、「近鉄奈良線丹波橋駅」の入り口にあるコンビニで、
軽食休憩する。09:05~09:31
しばらく先で京阪電車の踏切を斜めに渡り、
「大手筋通り」を横切る。
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通り庭ギャラリー京町 |
コンビニ |
踏切を斜めに渡る |
「大手筋通り」を横切る |
すぐの右には築100年の風情漂う京町家「十二屋」がある。
前には「京町通」の説明板がある。
ここは「肉料理店」だった。
その隣には明和元年(西暦1764年)創業だという京料理の店「魚三楼」がある。
古民家を残そうと思うと、このような店舗が使わなければ無理か?
向かい側には550年の歴史があるという和菓子店「駿河屋」がある。
「京町1丁目」に入った右角に立派な古民家を改装したレストラン「水ノ雅」がある。
道は突き当たりになり、左折して、
すぐに「近鉄奈良線」をくぐる。
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駿河屋 |
水ノ雅 |
突き当たり |
「近鉄奈良線」をくぐる |
また、突き当たりになり右折して、
すぐ左へ向かい「外環状線」をくぐり、
「京阪宇治線」沿いを東へ向かう。
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突き当たりになり右折 |
「外環状線」をくぐる |
東へ向かう |
右折して踏み切りを渡ると、「宇治川堤防」に「明治天皇御駐輩観月橋」の石碑がある。
「観月橋」で宇治川を渡る。
渡り終わってすぐ右の狭い道を行くと
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出格子を備えた立派な旧家がある。
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「明治天皇御駐輩観月橋」の石碑 |
宇治川を渡る |
狭い道を行く |
立派な旧家 |
すぐの右、牛乳店に「明治天皇御駐輩製工場跡」の石碑がある。
「向島津田町」の交差点を過ぎると道幅が広くなる。
3分ほどで右に「向島中島公園 (向島南さんさん公園)」があり、
ここでトイレ休憩を摂る。10:08~10:15
右に「近鉄奈良線」が平行するようになり、
「向島駅」の横を通る。
灌漑用水だろうか幅の狭い川に架かる「二の丸橋」を渡る。
この辺りの地名が「二の丸町」らしい。
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向島中島公園 |
「向島駅」の横を通る |
「二の丸橋」を渡る |
少し先で左へ曲がり、
すぐに分かれる道を右へ進むと、
堤防道の雰囲気になる。
古地図を見ると右に「巨椋湖」、左に「二の丸池」があり、
その間を「大和街道」が通っている。
オンマウスで古地図に変わります。
しばらく行くと、
右に「宇治市銘木百選 えのきむくのき」の立て札の建つ古木がある。
少し旧街道の雰囲気のある旧家があり、
すぐに広い車道に出会う。
右へ進むとすぐに、元のみちに出会い、
まもなく「京滋バイパス」をくぐる。
その後左が住宅街になり、通りの角ごとに「0の通り」から
「8の通り」までの表示があった。
それも終わり、しばらくでコンビニのある角を左折する。
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元のみちに出会う |
「京滋バイパス」をくぐる |
0の通り |
左折する |
2分ほどで道は右へ自然に曲がってゆく。
静かな住宅街を歩くとポツンと出格子の旧家があり、
街道の名残らしい松の木がある。
昔の国道24号線「府道69号線」に出会い、歩道橋で渡り、
街道は直進するが、右(南)へ向かい、10:53
早い昼食のうどんを食べる。
街道へ戻り、先へ進む。11:02
少し行くと左に「蛭子嶋神社」が鎮座する。
右や左にゆるく曲がりながら「小倉」の大和街道を進むと、
左に「巨椋神社」が鎮座する。
巨椋神社ページ
少し先、左の道角が神社の正面になる。
ほとんどが新しい家の街道なので、蔵のある旧家が残っているとうれしい。
神社から15分ほどで道が分かれるが右へ行く。
「小倉町西山交差点」に出て、「府道81号線」添いの左の道をゆるく登る。
行き止まりに気づき戻って府道横の歩道を行く。
「伊勢田町大谷交差点」を越えて、
10分ほどで左に分かれる道へ入る。
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左の道をゆるく登る |
府道横の歩道を行く |
伊勢田町大谷交差点 |
左に分かれる道へ入る |
道はゆるく登って行く。
「宇治淀線」と交差する「広野町東裏交差点」手前角に
「左・京道 右・うぢみち」の道標がある。
「JR新田駅」への道を過ぎて左手に「皇大神宮社」が鎮座する。
境内へ入って休憩する。12:18~12:32
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ゆるく登って行く |
「左・京道 右・うぢみち」の道標 |
皇大神宮社 |
「茶屋裏交差点」を越えて5・6分で「城陽市」に入る。
すぐ先の右手に六角形の屋根の石造りの燈籠が立っている。
左手に「久津川車塚・丸塚古墳」がある。
信号のある交差点の角にスーパーがあり、
ここでトイレ&軽食休憩する。12:48~12:59
出発して隣に江戸時代創業の老舗旅館「八百忠」がある。
その先右手に「平川廃寺跡」がある。
中に入ると「金堂跡」の石標がある。
しばらくで左手に「久世神社」の参道がある。
神社へはJR奈良線を越えてゆく。
左手に立派な「城陽市立 寺田小学校」がある。
「水渡坂交差点」を過ぎて、
次の「水渡神社一の鳥居交差点」の手前左側に
「水度神社」の参道がある。
本殿までは800mほどあるらしい。
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「久世神社」の参道 |
寺田小学校 |
水渡神社一の鳥居交差点 |
「水度神社」の参道 |
次の信号は無いが広い交差点の右角に
「八幡近道 木津川渡し舩場 是 西二十五丁」の道標がある。
「府道69号線」に合流する。
10分ほど先で左の「府道70号線」へ入る。
右に「城陽市長池観光案内図」があり、
「是北京都街道・南奈良街道」の道標がある。
ここから「長池宿」に入る。左側には古民家が残っている。
車の多い「府道69号線」と違い静かな「長池」の町並みを歩く。
左へ長池駅への道のある右側に和菓子店「松屋」がある。
「観光案内所」とあるので入ってみるが何もなかった。
古民家の点在する町並みを歩いていると、
「木戸孝允公御中飯処」と石碑のある大きな古民家がある。
まもなく長池宿が終わり「JR奈良線」の踏切を渡ると、
広い車道に合流する。
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古民家の点在する町並み |
大きな古民家 |
「JR奈良線」の踏切を渡る |
広い車道に合流する |
すぐに左へ分かれる道があるがそのまま広い車道を行く。
間にある家の横に「高倉宮冑之社」の石碑がある。
建物がまばらになって、そのうち道幅が狭まると、
左に梅園がある。
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左へ分かれる道 |
「高倉宮冑之社」の石碑 |
建物がまばらになる |
梅 園 |
まもなく左への道に入る。
「長谷川」を渡ると下り坂になる。
道はゆるく右へ曲がってゆく。
手前の道を300m入ると「青谷中梅林」と案内がある。
左に「青谷小学校」を見てすぐに道が交差する。
これを右へ行けば「山城青谷駅」が近いだろうが、
もう少し先から行くことにする。
左角には「青谷小学校のクスノキ」がある。
しばらく先で右折して、
住宅街を歩いて行き、突き当たりを右折する。
すぐに駅前の歩道になり、「山城青谷駅」に着くが、
手前右側に小スーパーがあり、のぞいてみる。
後の行程は次回にして電車を待つ。14:33
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山城青谷駅 |
小スーパー |
GPSによる
距離24.22km 時間7:33 歩数34,321歩